「本当のことを伝えたのに信じてもらえない…。」
「相手のためを思って言ったのに、逆に反発されてしまった…。」
あなたにも、こんな経験はありませんか?
人は自分が信じたくない情報を聞いたり、都合が悪い証拠を目にしたりすると、より強く信じるという傾向があります。
「自分が正しい」という考えが前提にあるので、証拠がある情報を聞いても「それはウソだ!」と反発してしまうんですね。
このことを “バックファイア効果” といいます。
バックファイア効果はとくに、
・原発問題
・沖縄の基地問題
・新型コロナウイルスへの対応
・国際政治
など意見が真っ二つにわかれる問題で起きやすいと言われています。日本だけではなく諸外国においてもよくみられるため、フェイクニュースの土壌となっているんです。
バックファイア効果が起こる原因として、
『自分の意思や意見、行動を変えるとストレスになる』ということがあげられます。
つまり、自分の意見を変えるよりも押し通す方が自身への負荷も少ないため「そんな証拠はない」「自分は正しいんだ」と強く信じる傾向にあるのです。
年齢が高ければ高いほどバックファイア効果が強くなっていくので
「本当の情報を伝えても、なかなか信じてもらえない」ということは決して珍しいことではありません。
では相手に情報を伝えるためには、どうすればいいのでしょうか。
さいごに情報を伝えるポイントを2つお話しますね。
~情報を伝えるポイント~
①信頼関係を構築する
正しい情報を話す前に、他者との信頼関係を築きましょう。信頼関係があるからこそ、バックファイア効果に影響されず話を聞いてもらうことができます。
②全否定しない
たとえ真実だとしても、相手の信じている情報を頭ごなしに否定するような発言はやめましょう。よりバックファイア効果が出てしまうことは分かったと思うので、その人にとって都合の悪い情報を少しずつ小出しにしていくと、バックファイア効果が薄れていきます。
まとめると、信頼関係をしっかり作っていくか、情報を小出しにしていくことで相手にうまく話が伝わります。
まずは相手を受け入れ、否定的な発言をしないことからはじめてみましょう!